「四足歩行の魔獣・・・魔法で追い払う!」
メルロリンドはエルフとしては決して魔法が得意なほうではない。
しかし、スピードがあり原始的な魔物に対しては広範囲に拡散する魔法、
特に火属製の魔法は有効である。
だが、繰り返しになるが、メルロリンドは魔法が得意ではない。
一般人からすれば使えるだけで十分すごいのだが、
エルフからみればぶっちゃけ魔法劣等生である。
本人も内心「選択ミスったかな」と思っている!






ショッファー!!でぇぇぇええい!!
グルオオオオオオッ!!
狩猟魔法ショットファイアが炸裂する!
熊などには大変有効な魔法だ。
相手が低レベルな魔獣であればこれで追い払えただろう。
 
 

しかし!



おわーーーーーー!
結構高レベルな魔獣だったらしく組み付かれてしまった!




興奮した魔獣の牙が迫る!
きゃーーーー!助けてーーーー



どうどう、どうどう!ウェイト、ウェイト!
タンマタンマ、マジで!今度エルフ耳饅頭買ってきてあげるから!命だけはー!
しかし魔獣は意外にも服を引き裂きながらも肉に噛み付くことはなかった。
それどころか愛撫するかのようなソフトタッチで責めてきたのだ。
えっ、あん、ちょっと、やめてぇ〜!




魔獣は荒い息で牡臭を吹きかけながら
熱い舌でメスの発情を促すために愛撫してくる。
激しいケモノッティング(獣的なペッティングのこと)に
戸惑いながらも体が反応してしまう。

しどろもどろになるメルロリンドに魔獣がのしかかる

完全に交尾体勢にもちこまれてしまう
股間に感じる熱く硬いものに我に返るメルロリンド

あっ!やだ!ほんとに!?ちょっとやめろって!!

お互いの性器がパンツ越しに擦りあわせられる。
処女のメルロリンドにとって身の毛もよだつと同時に
はじめて味わう他者からの性的刺激に今まで感じたことのない感覚が走った。


魔獣のペニスはメルロリンドにも無理なく挿入できる形状になっており
交接体勢へスムーズに持ち込んだことからも
もともと人類種を孕ませて繁殖してきたタイプなのだろう。
や・・・やめぇっ・・・て・・・
獣に激しく体を求められるという倒錯的な状況が
メルロリンドのマゾ性を刺激し
その体は発情をはじめていた。



うそ・・私、すごい濡れてる・・・なんで・・・
このままじゃ本当に交尾されちゃう
こんなことで処女を奪われたうえ
妊娠までさせられちゃうの?
命は助かるかもしれない・・けど・・・


本当にやだーーーーーっ!!!
エルフエルボーが魔獣のあごに炸裂する!


ぐっるるるっるる!!


魔獣の大木をも噛み倒す顎が
メルロリンドの首に牙をむいた。
頚動脈どころか食道まで一息に食いちぎられ
3分の2が失われた首からは頚椎が確認できるほどだ。

あぶぷっ



メルロリンドの意識は急速に失われ二度と戻ることはなかった ・・・

お わ り